みなさん、こんにちは‼
アパレルOEM生産会社オフィス雅(ミヤビ)のWeb Site Topicsのページへようこそ‼
今回のコラムでは、リカバリーウエアOEM生産、ボクサーパンツOEM生産に並ぶぐらいのお問い合わせを頂いている、吸水ショーツのOEM生産について解説していきたいと思います。
近年、女性の健康やライフスタイルに寄り添う製品群「フェムテック(Femtech)」が注目を集めています。その中でもとりわけ成長著しいカテゴリが「吸水ショーツ」です。月経時にナプキンやタンポンの代替として使えるこのショーツは、快適性、サステナビリティ、そしてデザイン性を兼ね備えた新時代の女性向け製品として、多くのユーザーの支持を集めています。
こうした需要の高まりを受け、吸水ショーツのOEM生産(相手先ブランドによる製造)を検討する企業が増えてきました。本コラムでは、吸水ショーツのOEM生産を始めるにあたってのポイントや市場動向、生産における注意点を詳しく解説します。
INDEX
吸水ショーツとは?
なぜOEMで吸水ショーツを作るのか?
吸水ショーツOEMの主な流れ
OEM生産先選びのポイント
今後の市場性と展望
まとめ
吸水ショーツとは?
吸水ショーツは、ショーツの内部に多層構造の吸水素材を縫い込み、経血や尿もれをしっかり吸収する設計になっています。従来のサニタリー用品のように使い捨てる必要がなく、洗って繰り返し使える点が大きな特徴です。
主に以下の3つの構造を持ちます:
・表面層(肌に触れる部分):速乾性・抗菌性のある素材や肌にやさしい天然素材を使用。
・中間層(吸水層):吸水ポリマーやマイクロファイバー等を活用し、高い吸水力を確保。
・防水層:TPUやPUなどのラミネート素材で漏れ防止を担う。
このような多層構造を、通常のショーツと変わらない見た目や履き心地で実現するのが、OEM生産における技術力の見せ所です。
弊社は、中間層(吸水層)防水層が一体化されている日本製の吸水パットを使用しています。
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なぜOEMで吸水ショーツを作るのか?
吸水ショーツは単なるアンダーウェアではなく、衛生機能や快適性、さらには医療的な側面も持つアイテムです。そのため、以下のような理由でOEM生産が選ばれます。
1. 技術的なハードルが高い
多層構造・縫製技術・防水性能・吸水性能・デザイン性など、多くの要素が融合した商品であるため、自社での製造ハードルは高く、経験豊富なOEM生産先を頼るのが現実的です。
2. 小ロット対応で市場テストが可能
OEM生産なら、設備投資などの初期費用を抑えて小ロットでの生産・テストマーケティングが可能なため、新規ブランドやD2C(直販)を始めたい事業者に適しています。
3. スピーディな市場投入が可能
試作、型紙作成、生地の手配などを一括して担ってくれるOEM生産先を活用すれば、社内に専門部署がなくても比較的短期間で商品を市場に投入できます。
吸水ショーツOEMの主な流れ
1.企画・コンセプト決定
ターゲット層、吸水量(20ml/30mlなど)、デザイン、価格帯、カラー展開などを決定します。
2.素材選定
表面層・吸水層・防水層それぞれの素材をOEM生産先と相談。機能性・安全性・コストのバランスが重要です。弊社は、吸水ショーツの性能のポイントとなる吸水層は、日本製の素材を使用しています。
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3.サンプル作成
パターン作成~縫製サンプルでフィッティング確認。吸水性能の試験を行うこともあります。
4.量産・検品
縫製工場で量産、品質チェック、防水・吸水試験、仕上げ加工を経て出荷。
5.パッケージ・販売
エコ素材の個包装や、ブランドロゴ入りパッケージなどもOEM生産で一括対応可能な場合があります。
OEM生産先選びのポイント
吸水ショーツは衛生用途製品としての側面もあるため、OEM先を選定する際には以下の点に留意する必要があります。
衛生基準・品質管理体制の有無(ホルマリン管理等)
吸水ショーツの実績があるか
防水素材や特殊縫製への対応力
サンプル製作の柔軟さとスピード感
小ロット対応が可能か
また、今後は医療機器としての登録(軽失禁用など)を視野に入れる場合、PMDAや薬機法の知見を持つOEM先と連携することも求められます。
今後の市場性と展望
吸水ショーツは日本国内だけでなく、グローバルでも急成長しているフェムテック製品の一つです。近年は、以下のようなトレンドがみられます。
・量販店やドラッグストアでの取扱い増
・10代向けや産後用、軽失禁用など用途の多様化
・環境配慮素材(オーガニックコットン、再生ポリエステルなど)への関心増大
・医師・助産師監修モデル、アスリート向け製品など専門性の高い展開
今後は「サニタリーからライフスタイルへ」という動きが進み、ファッション性やブランド性もより重視されることになるでしょう。
まとめ
吸水ショーツのOEM生産は、単なる衣料品の枠を超えた「機能性・衛生・サステナビリティ・女性のQOL向上」といった社会的価値を持つ製品の開発と言えます。市場の成長性に加え、D2Cやサブスク、クラウドファンディングなど多彩なビジネス展開が可能な点でも非常に魅力的です。
しかし同時に、素材の選定、縫製技術、機能性テスト、衛生管理など、高度なものづくりの視点が求められるジャンルでもあります。信頼できるOEM生産パートナーと共に、ブランドの世界観を形にする一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
この度は、最後までコラムを読んで頂きありがとうございました。
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