最近よくあるアパレルブランド立ち上げ支援サービスについて

最近、弊社へのお問い合わせ頂く中で増えてきたお客様は「アパレルブランド立ち上げ支援サービス」関係の方々です。
しかし、問い合わせ・依頼内容が「曖昧・漠然」で対応が非常に難しい場合が多いのも現実です。
ということで、今回のコラムというかブログでは、アパレル業界の色々というより、この「アパレルブランド立ち上げ支援サービス」とは一体何なのか?ということに触れていきたいと思います。
今回のブログでは、アパレル業界に長く携わってきた一個人の主観でもありますので、息抜き程度で読んで頂けると幸いです。

目次

アパレルブランド立ち上げ支援サービスとは
弊社への問い合わせ・依頼内容は
問い合わせ・依頼内容から考えられること
最後に

アパレルブランド立ち上げ支援サービスとは

アパレルブランド立ち上げ支援サービスの方からの問い合わせは、平均すると月2〜3件くらいの問い合わせを頂いています。2年ぐらい前は、ほとんどこの様な業種の方からの問い合わせがなかったので、最近になって問い合わせ・依頼が増えたこともあってこのサービスがどの様なサービス内容なのかを調べてみました。

主だったサービス内容は(会社により若干の違いはありますが)、
1.アパレルブランド立ち上げ企画・ブランディングサポート
2.アパレルアイテムのデザインサポート
3.アパレルブランドの品揃え・商品構成サポート
4.アパレルアイテムの仕入れ・生産サポート
5.アパレルアイテムのPRサポート
6.アパレルアイテムの販売サポート(自社Web storeなどでの売り場提供)
というところが主だったサービス内容のようです。

弊社への問い合わせ・依頼内容は

上記のようなサービス内容の中で、弊社に問い合わせ・依頼があるものの多くはは、2.のアパレルアイテムのデザインサポート、4.のアパレルアイテムの仕入れ・生産サポートに関するものが殆どですが、問い合わせ内容・依頼内容ともに結構漠然としたもの、アパレル・繊維業界のある意味常識的な内容が多いので、以下に、今までの問い合わせ・依頼内容(Q)と、それに対する弊社の対応(A)、その結果(R)を紹介します。

◯問い合わせ・依頼内容①
Q:クライアント様から、Tシャツ3着の作成依頼がありました。対応できますか?
  上代は、¥4,900を想定し、下代は40%位を想定しています。
A:どの様なTシャツですか?長袖・半袖?
  作成は可能ですが、作成量と価格は反比例するのでご希望の値段での対応は難しいです。
R:その後連絡なし。
◯問い合わせ・依頼内容②
Q:天然繊維でタンブラー乾燥で縮まないアパレルを作れますか?
A:タンブラー乾燥で全く縮まない天然繊維の商品の作成は不可能です。
  生地組織の検討・防縮加工などでJIS規格の許容範囲内での対応は可能です。
  どの様なアイテムの作成をお考えですか?
R:クライアントに問い合わせ連絡致します。でその後連絡なし。
◯問い合わせ・依頼内容③
Q:オリジナルのTシャツを30日で納品できますか?
A:オリジナルでは無理です。既存品なら何とか対応できます。
R:クライアントの希望は30日ということということでドロップ。
◯問い合わせ・依頼内容④
Q:クライアントから日本製で、あるSPAと同じ上代のパーカーを作りたいと
  依頼がありますが可能ですか?数量は500枚です。
A:不可能です。あるSPAの作成数量は数万枚、しかも日本製で同じ上代では不可能です。
R:その後連絡なし。
◯問い合わせ・依頼内容⑤
Q:ブラジャーのOEM生産は可能ですか?
A:可能です。数量、ブラジャーのワイヤーあり・なしのタイプ、形状など教えて下さい。
R:その後連絡なし。
◯問い合わせ・依頼内容⑥
Q:小ロット・高品質・低価格でアパレルのOEM生産をお願いしたいです。
  アイテムは、カットソー全般です。
A:小ロットとはどれぐらいの枚数ですか?高品質とはどの様な品質ですか?低価格とはどれぐらいの価格ですか?
R:クライアント様に聞いて連絡します。と返答あり。その後連絡なし。
◯問い合わせ・依頼内容⑦
Q:レディースブラウス10着作成できませんか?
A:10着では作成が難しく、作成できたとしても高価格になってしまうため、
  既存品の商品仕入れを提案。
R:あくまでオリジナルで作成がご希望とのことでドロップ。

注)ここに上げました問い合わせ内容は、あえて商売が継続できなかった例を上げています。
  すべてがこの様な問い合わせ・依頼内容ということではありません。

問い合わせ・依頼内容から考えられること

以上に上げましたQ&Aから考えられることは以下です。

・アパレルの糸・テキスタイルなどの素材について知識が少ない
  素材の特性を理解なく物作りを考えている。
・アパレルの具体的生産について知識が少ない
  ミニマムの生地生産数量など理解していない。ミニマムに不足する場合の調達方法を知らない。
・クライアント様からの依頼の丸投げが多い
  クライアント様からの依頼内容を全く噛み砕かず、常識的にできないこともアパレルOEMメーカーに丸投げ。
・クライアント様からの依頼を受けてアパレルOEMメーカーをネットなどで探している
  以外と仕入れ・生産ルートがない。

最後に

今回のブログでは、「アパレルブランド立ち上げ支援サービス」の方からの問い合わせ・依頼内容の中からあえて悪い例というか、前にどう勧めてよいか分からないという例を紹介させていただきました。我々アパレルOEM生産会社とすれば、「アパレルブランド立ち上げ支援サービス」は、集客して頂けるという点では非常にありがたい存在です。しかし、アパレル・繊維業界の川下のことばかりではなく、もう少し物作りなどの川上の知識も習得して頂き、より良い支援ができたらと考えこのブログを書きました。
また、アパレルブランド立ち上げをお考えの方にも、より具体的な情報で問い合わせして頂ければと思いますので、これからも引き続きよろしくお願いします。
要するに、アパレルブランド立ち上げのポイントは、具体性です!
これから、アパレルブランド立ち上げをお考えの方は、是非この点を意識してお問い合わせ・依頼お願いします!

この度は、この様な主観的なテーマのブログを最後まで読んで頂きありがとうございます。
これからも、アパレル業界の砕けた話題なども織り交ぜながらコラムアップしていきますので
よろしくお願いします。

アパレル関係のお問い合わせは、
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