みなさん、こんにちは‼
今回もアパレルOEM/ODM生産会社オフィス雅のWeb Site Topicsへようこそ‼
今回のコラムでは、アパレル製品に使用される素材として非常に多い素材セルロース繊維についてお話したいと思います。
目次
セルロースとは
セルロース系繊維とは
セルロース系繊維の種類
まとめ
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セルロースとは
セルロース(cellilose)とは、植物繊維や再生繊維などに含まれる基本的な物質です。また、ゴボウなどの野菜にも含まれている身近な物です。もう少し難しく言うとブドウ糖が繋がった構造でブドウ糖同士の結合が強固なため、熱にも強く軟化や溶融もしない、自然界の植物質の1/3を占める地球上で最も多く存在する炭水化物です。アパレルの素材でいうと綿、麻、などに多く含まれています。
セルロース系繊維とは
セルロース系繊維とは、文字とおり主成分がセルロースで出来ている繊維です。セルロース系繊維の特徴は、親水性であるため吸水性や吸湿性が高いということです。
また、セルロースは植物を構成する成分で、もともと自然界に存在するものなので、諸々の条件が揃えば土に還る生分解性があります。ということでセルロース系繊維も土に埋めると微生物などによって分解される生分解性があり環境にも優しい素材です。
セルロース系繊維の種類
セルロース系繊維の種類には「植物繊維」「再生繊維」「アセテート(ジアセテート・トリアセテート)」「セルロースナノファイバー」などが挙げられます。以下で、もう少し詳しく説明していきます。
植物繊維
植物繊維と言っても、種のまわりの種子毛を使う種子毛繊維、皮部分を使う靭皮(ジンピ)繊維、葉っぱの部分を使う葉脈繊維、実の部分を使う果実繊維に分かれます。植物繊維は天然繊維の一部です。
植物繊維で一般的なものが「綿」「麻」です。綿は綿花という種のまわりの種子毛を使う種子毛繊維で、麻は麻の葉から出来ている葉脈繊維です。「亜麻(リネン)」「苧麻:チョマ(ラミー)」「大麻(ヘンプ)」は茎の部分から作られている靭皮繊維です。繊維が固く衣料品というよりロープなど資材に使用される「マニラ麻」「サイザル麻」は、植物の葉や葉柄からできている葉脈繊維です。実の中のわた毛、果皮、果肉を利用するヤシやヘチマは果実繊維です。
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これら以外に、最近の技術進歩により新しい繊維として使用されるようになってきたものに、「竹」「バナナ」「サトウキビ」「ココナッツ」「ケナフ」などがあり、これらの植物は二酸化炭素を吸収し生育するので、大気中の二酸化炭素濃度の抑制と化石燃料枯渇可の抑制に寄与すると期待されています。
再生繊維
再生繊維は、化学繊維の一部で原材料を一旦溶解し繊維状へと再生させて作られる繊維のことです。セルロースを原材料とする再生繊維を再生セルロース繊維と言います。
再生繊維とは原料となるものや製造方法の違いから「レーヨン」「ポリノジック」「リヨセル」「キュプラ」などがあります。「レーヨン」「ポリノジック」は木材パルプを原料とし「リヨセル」はユーカリの木材パルプを原料として、「キュプラ」はコットンリンターとう綿の種のまわりの産毛(ウブゲ)を原料とし、一旦原料を溶解し穴の空いたノズルから紡糸(ところてんのイメージです)したものです。特徴は、肌触りが優しく光沢があるということです。
アセテート
アセテートとはセルロースの一部を改質した繊維です。セルロースを一部改質しているので半合成繊維と言われています。
アセテートは、木材パルプを主原料としていますが酢酸セルロースという化学反応によって一部改質されたセルロースからなるセルロース繊維です。一番の特徴は美しい光沢と発色性で、以前はフォーマルウエアによく使用されていました。また、製造工程で使用される酢酸は再利用されていることもありエコな素材と言われています。
セルロースナノファイバー
セルロースナノファイバーは、セルロースからなるナノファイバーのことです。
ナノファイバーとは繊維の直径がナノメートル単位(1nm=1mmの100万分の1・髪の毛の10万分の1)という超極細繊維のことです。
セルロースナノファイバーの特徴としては、軽量・高強度・極細繊維のため比表面積が大きくなり吸着性が高い等が挙げられます。これらの特徴を生かした補強材・フィルター・吸水ポリマー・化粧品などに使われています。また、他のナノファイバーは合成繊維の場合が多いなか、セルロースナノファイバーはセルロースが成分なので体に入れても無害と考えられ食品にも添加されていることもあります。余談ですが、先日、ソフトクリームにセルロースナノファイバーをいれ暑くても溶けにくいソフトクリーム開発のニュースがありました。
まとめ
今回のコラムでは、アパレル素材に直結するとう内容ではありませんが、アパレル製品の素材には非常に多く使われていて、またセルロースナノファイバーのようにアパレル製品以外の用途にも使われているセルロースについて紹介をいたしました。
この度は、最後までコラムを読んで頂きありがとうございました。
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