みなさん!こんにちは!
今回のコラムでは、アパレル製品の製造には欠かせないミシンの種類について書いていきたいと思います。
ただ全てのミシンについて解説するのは、わたしの知識の限界もあるため😅、超特殊ミシンの解説は避けこれだけを知っておけばいいと思うものに絞り込んで解説していきます。
ミシン機種
【本縫いミシン】
ミシンの中で一番定番的なミシンです。2本の糸、針糸と下にあるボビン糸である下糸で非常に締まったステッチを形成しています。ステッチが締まって伸縮性がないので、伸縮性がある生地の縫製には向きません。下糸(ボビン糸)は、家庭用のミシンと同じように巻き取る糸の量が決まっているので、それがなくなると下糸の補給やボビンの交換が必要となります。
主に使われる縫製箇所
ブランドネーム付け(襟部分)・ポロシャツの前立・シャツ/ブラウスの前立/カフス・シャツ/ブラウスの裾(三ツ巻)
【単環縫いミシン】
縫い針の上下に対応してミシン針したにあるルーパーを回転させて鎖状のループを作ってステッチを形成しています。ステッチに伸縮性があるため、本縫いミシンのステッチと違いニット生地同士の縫い合わせに適しています。本縫いミシンと違って下糸(ボビン糸)がないので、糸の補給などは必要ありませんが、縫製している時、縫い糸が切れると縫い糸が解けてしまうデメリットがあります。
主に使われる縫製箇所
デニムパンツ足部分の内側
【2重環縫いミシン】
1本の縫い糸でステッチが形成される単環縫いミシンに対して、2重環縫いミシンは2本以上の複数の糸でループを作っているステッチです。裏が鎖調に見えます(チェーンステッチ)。単環縫いミシンより、ステッチの伸縮性が優れて強度も高いのでので、ストレッチ性の高いニット生地の縫製に向いています。単環縫いミシンより一層伸縮性があります。
主に使われる縫製箇所
カットソー(Tシャツ・ポロシャツ・スウェット・パーカー)の仮縫いなど
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【縁かがり縫いミシン】
1本以上複数の糸で作られるループのよってステッチを形成しています。特徴としては、少なくとも1本以上の糸が布の縁端をまわることで、生地のほつれを防いでいます。縫い糸のほつれを防ぐため、縫い始めと縫い終わりは糸を絡ませるから縫いが必要です。これらのミシンは「オーバーロック」ミシンと呼ばれて、単環縫いや二重環縫いの一種とも考える人がいます。
主に使われる縫製箇所
カットソー(Tシャツ・ポロシャツ・スウェット・パーカー)の脇の縫い合わせ部分
【偏平縫いミシン】
2種類以上の縫い糸により他の糸とのルーピングでステッチを形成しています。偏平縫いミシン特徴は、縫い糸が生地の表面を波状にループします。生地の表・裏とのループングする両面振りもできます。フラットで強度のある縫い目です。
主に使われる縫製箇所
カットソー(Tシャツ・ポロシャツ・スウェット・パーカー)の袖リブ・裾などと本体生地の補強や飾り縫い部分
【複合縫いミシン】
二重環縫いミシンと縁かがりミシン(オーバーロック)の複合したステッチを形成するミシンなどです。2本針5本糸。3本針6本糸などがあり、非常に強度があります。このステッチを形成するミシンは「インターロックミシン」と呼ばれています。
主に使われる縫製箇所
ワーキングウエア・チノパン・デニムなどハードに使用される布帛(フハク)商品(⭐布帛についての関連コラムはこちら、)
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【フラットシームミシン】
偏平縫いの1種で4本針6本糸で構成されており、非常に強度のあるステッチを形成しています。2枚の生地の生地端をカットしながら生地を突き合わせ縫い合わせしています。生地を突き合わせ縫製しているので縫代が重なること無くフラットな縫製で「フラットシーマー」と言われています。
主に使われる縫製箇所
スポーツTシャツの袖付け/脇縫い合わせ・インナーの縫い合わせ部分
【特殊縫いミシン】
特殊なステッチを形成するミシンです。ジグザクのステッチを形成する「千鳥ミシン」、縫い合わせ部分や、縫い終わりにほつれを防ぐステッチを形成する「閂(カン)止めミシン」、ボタンを付ける「ボタン付けミシン」、ボダンホール(ボタン穴)を作る「ボタンホールミシン」など特定の用途に特化しているミシンです。そういう意味では刺繍機も特殊ミシンの1種です。
【参考】
参考に、Tシャツの縫製にどの様なミシンが使われているかを紹介します。これ以外にも見えにくい部分で閂止めミシンも使用しています。ミシンは、汎用性ないためTシャツを縫うだけでも5種類のミシンが必要で、オーバーロックを使う部分が多くなるので、自ずとオーバーロックの台数が多く必要になります。
縫う商品が、例えばシャツ・ブラウス・デニムになると、Tシャツには使用しないボタン付けミシン・ボタンホール・インターロック・本縫いミシンが多く必要になりので、縫製工場によって縫えるアイテムが変わってくるのです。
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【まとめ】
今回のコラムでは、ミシンの機種について解説しました。上で解説した以外にもミシンには縫う生地によって作動を利かせたり、縫う場所によってはアタッチメントを使い縫製していきます。
我々、アパレルOEM生産会社は、お客様からご依頼頂いたアパレル製品に、最適なミシン背景と縫製経験を持つ縫製工場を選択し、後々品質トラブルなどの問題が起こることのないように生産を組み立てています。
🔴🔴関連記事、「【必見】アパレルOEM・ODM製造会社の見極め方:は、こちらをクリック、
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今回も、最後までコラムを読んで頂き、本当にありがとうございました‼
最後に、本来なら各種ミシンのステッチの図などをいれて解説できればよかったのですが、この点についてはご容赦頂けると嬉しいです。
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