皆さん、こんにちは‼
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今回のコラムではアパレルOEM生産する場合、縫製においてどのような欠点(不良品)がどのような原因で発生するか?とその対策についてお話したいと思います。
欠点内容一覧
縫い曲がり 縫いハズレ 縫い目パンク
糸調子不良 縫い目笑い すくい不良
縫い目スリップ 縫いずれ シームパッカリング
地糸キレ 送り歯キズ 縫い目飛び
糸返り 織り糸引け
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まとめ
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欠点内容一覧
縫い曲がり
縫い曲がり(縫い目曲がり)は、本来縫うべきところを逸脱して縫われている欠点です。原因は、オペレーター(縫う人)の能力不足、縫製速度の不具合・送り歯。押さえの調整不足等が挙げられます。
縫いハズレ
縫いハズレは、針が落ちる位置が縫い代から外れている欠点です。原因は、裁断不良や布のほつれ、縫い曲がりなどが挙げられます。
縫い目パンク
縫い目に対する引っ張る力によって簡単に縫い目が外れてしまう欠点です。原因は縫い糸切れ、縫い代不足、縫い目部のほつれ、目飛びなどが
挙げられます。
糸調子不良
糸調子不良は、ミシンのステッチが適度に締まりが無い欠点です。針糸が普の表面でループ状に残ってしまうタオル目も糸調子不良です。原因は縫い糸の張力設定不良が挙げられます。
縫い目笑い
縫い目に力をかけた時、簡単に縫い目が開いて糸が現れる欠点です。原因は、縫い糸の張力設定が低すぎることです。
すくい不良
スカートの裾などはよくすくい縫いで裾を上げますが、すくい量が多すぎてステッチが見えたり逆に少なすぎるととじつけができていないなどの欠点です。原因は、布上げ設定不良やミシンの縫針の太さの選定の問題があります。
縫い目スリップ
縫い目に力がかかった時、縫い目が破れるほどではないが生地の地糸が動いて隙間が生じる欠点です。この防止策は、生地の特徴を把握し縫い代を十分にとり、ミシンステッチを小さくすることです。
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縫いズレ
2枚の生地を重ねて縫製した時、縫い終わりの時点でズレてしまう欠点です。防止策は針送りミシン・上下送りミシンなどの作動ミシンを使用したり押さえなどのアタッチメントを使用することです。
シームパッカリング
縫い目線の付近に細かなシワが生じる欠点です。外観上、非常に見苦しいので縫製品の欠点としてよく挙げられます。このシームパッカリングの原因は、ミシンの送り装置・縫い糸の特徴・縫製している生地など色々考えれれます。対策としては、縫製糸張力は低く、ステッチ密度は小さく(ステッチを粗く)することです。
地糸切れ
縫製時にミシンの針で生地の糸を切ってしまう欠点です。生地がシャツ地などの織物の場合は問題になることは少ないですが、Tシャツ・ポロシャツのどの編地(ニット地)の場合は非常に大きな問題となります。この理由は、地糸切れの穴が拡大化するためです。地糸切れの対策としては、針が生地を貫通する時、生地の地糸が逃げるような針、ボールポイント針を使い針の太さと針板の針穴径の大きさが接近していないものを使うことです。
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送り歯キズ
ミシンの送り歯によって生地にキズをつける欠点です。原因は、ミシン押さえが強すぎたり、送り歯不良で、これらの管理が対策となります。
目とび(縫い目とび)
縫い目とび、目飛びとも呼ばれ、ミシン縫い糸のループを釜の剣先やルーパーが捕まえてない欠点です。ミシン縫い糸が捻れやすかったり、ストレッチ性が高い糸の場合、またはミシンの調整不良が原因となります。ミシンの調整不良(針の曲がりなど)が原因となることが多いのでミシンの整備をしっかりすることが対策です。ミシンの押さえ圧が低く、針と針穴の間のゆとりが大きすぎて生地がばたつくフラッキングなども原因になることがあります。
糸返り
プリントした生地にミシン針が貫通する時、生地の地糸がひっくり返って色(染料)がついていない糸が表に出てしまう欠点です。一般的にミシンの針が太いと起こりやすいので、生地に合ったできるだけ細い針を使う必要があります。糸返り防止用の糸の使用も効果があります。
織糸引け
ミシン針が生地を貫通する時、その衝撃によって生地の地糸が一緒に引っ張り出される欠点です。プリント織物であればプリント柄の乱れ、無地織物の場合は光沢の変化があり、糸返りと同じような欠点になります。対策も糸返りと同じになります。
まとめ
今回のコラムでは、ミシンで縫製する時に起こる欠点(不良品)の内容や対策を書いてみました。これらの欠点の中でも地糸切れは生産量全数が不良品になってしまうロット不良の可能性が出てくるので、発生は「0」にしなければなりません。
これらの欠点(不良品)の発生を抑えるため、我々アパレルOEM生産会社は、生産工場とともに生産管理・品質管理を行っております。
今回も、最後までコラムを読んで頂きありがとうございました。
これからも、アパレル・繊維業界の諸々をコラムアップしてまいりますので、引き続きよろしくお願いします。
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