【来夏物の商品企画に是非!】涼しい素材などを紹介します。

みなさん、こんにちは!
この年の夏も、6月に梅雨明けし酷暑が続いたかと思ったら7月に戻り梅雨、、、。年々、地球温暖化と主に厳しい夏になっています。
今回のコラムでは、来年の夏物のアパレルの企画に取り入れて欲しい夏用素材を紹介します。

 

目次
はじめに
暑さに対応する素材
不快な汗に対応する素材
強い日差しに対応する素材
その他の素材
まとめ

 

はじめに

 ここ数年の夏の暑さは皆さんも感じているように、ますます高温・多湿でTVニュースでも「命に関わる・・・・・」と言われるほどです。そこで今回のコラムでは、「暑さに対応する素材」「不快な汗に対応する素材」「強い日差しに対応する素材」に分けて紹介していきたいと思います。
 これらの素材をこれからも毎年続く酷暑に向けてのアイテムに取り入れて頂ければ幸いです。

暑さに対応する素材

Thermometer with high temperature on the city with glowing sun background. Heatwave concept

綿の接触冷感素材(糸)

River water theme: the human hand touches the water in the river studio

 接触冷感とは、触れると冷たく感じるという事です。熱伝導率が高い素材は触れると冷たく感じます。代表的なものにガラスや鉄で、触れた手の温度を吸収するので手は冷たく感じるのです。
 アパレル素材で接触冷感性に大敵なのは毛羽です。一般の綿の糸は元来若干の毛羽ありますが、この綿の接触冷感素材の糸は、紡績工程で極力毛羽を少なくした紡績方法で作った糸で、展開番手も多く非常に使いやすい素材です。カジュアルウエア、ルームウエアなどのアイテムには最適です。
 ただ、接触冷感性は皮膚に当たる面積が多いほど効果が上がるので、生地組織は良く検討する必要があります。
(関連記事はこちら、)

ナイロンの接触冷感素材(糸)

SONY DSC

 この糸はナイロン繊維を作る時に、鉱石を練り込んだものでこの鉱石が皮膚の熱を奪うため冷たく感じます。ナイロン素材は、スポーツウエア、インナーウエアなどのアイテムに最適です。

調温素材

 調温素材は温度に反応し、溶けたり固まったりする剤を入れたマイクロカプセルを繊維状に加工し、温度が上がるとマイクロカプセルの中の剤が溶け、溶ける時に熱を吸収し温度を下げたり、逆に温度が下がって剤が固まる時には熱を発生させ温度を上昇させる仕組みです。
 ワタにこのマイクロカプセルを練り込んだタイプと、生地にマイクロカプセルを吸着させるタイプがあります。
 これらの素材は、ルームウエア・インナーウエアなどに最適です。(関連記事は、こちら、)

不快な汗に対応する素材

sweat on human skin

吸水速乾素材

 吸水速乾素材には、綿を改質したタイプやポリエステルの繊維断面を、+型・W型などの異型断面にした素材があります。綿は、本来、吸水性がある素材ですが改質することによってより吸水力をアップさせ衣服全体に水分を拡散させ乾きも速くしています。
 ポリエステルは、本来、吸水性はありません、繊維断面を異型断面にすることにより毛細管現象をおこさせ、水分を拡散することにより吸水速乾性の機能を発揮します。
 吸水速乾素材は、一般カジュアルウエア・スポーツウエア・インナーウエア・ソックスなどのアイテムに最適です。

抗菌防臭素材

Nasal infection as a contagious sinus disease transmitting a virus with a human nose and nostrils spreading dangerous infectious germs and bacteria while sneezing during a cold or flu symptoms.

 抗菌防臭は、繊維上の菌の増殖を抑え臭いを防ぐ素材です。糸に、抗菌剤を練り込んだタイプや、生地を染める時に抗菌防臭の薬剤を付与する後加工タイプとあります。薬剤の中には天然の成分を使用した剤もありある意味定番の機能素材になっています。
 抗菌防臭素材は、業界で効果を確認した「SEKマーク」があり、今後、世界的にも認知が広がっていくと思います。
 抗菌防臭素材は、インナーウエア・ルームウエア・スポーツウエア・ソックスなどのアイテムに最適です。

汗ジミ防止素材

Woman sweating very badly under armpit and holding nose

 汗ジミ防止加工は、脇や背中などにかいた汗のシミを目立たないようにする加工です。原理としては、生地の肌側半分に吸水性をもたせ、反対側の表側には撥水性をもたせて、肌側の水分を生地の表側に浸透させないというものです。生地の半分にいろいろな加工をするので薄い生地には難しい加工です。最近は、汗を吸うということより、汗ジミを目立たせないということに重きをおいて完全に撥水加工をするケースも増えています。
 また、レディースアイテムに多いのですが、脇部分に汗取りパットを付けるような仕様で対策する商品もあります。
 これら汗ジミ防止素材は、見栄えの面からカジュアルウエアに最適です。

強い日差しに対応する素材

UVカット(紫外線遮蔽)素材

 日焼けには皮膚が赤くなるサンバーン現象と皮膚に着色するサンタン現象があります。サンバーン現象は紫外線B波、サンタン現象は紫外線A波が作用していますが、これらの紫外線を遮蔽する素材です。濃色の生地は淡色の生地より紫外線を遮蔽し、生地の厚みにも関係するので、企画の際はこれらのことも勘案すると良いでしょう。
 糸に、紫外線をブロックしたり吸着したりするセラミックを練り込んだ素材と、生地に紫外線吸着剤を加工するタイプのものがあります。
 UVカット素材は、アームカバー・スポーツウエア・カジュアルウエア以外にカーテンなどにも最適な素材です。

その他の素材

防蚊加工

Close up a Mosquito sucking human blood

 読んで字のごとく蚊を寄せ付けない加工です。生地に蚊を寄せ付けない剤を加工していますが、生地には寄り付くことが減りますが、手など露出している部分の蚊を寄せ付けない効果は未明です。
 昨今のアウトドアブームで、カジュアルウエアに最適です。

まとめ

 今回のコラムでは、これから当たり前となっている酷暑に対応するアパレル素材を紹介しました。これらの素材は単独使用でも、複合使用でも機能を発揮することができるものがありますし、殆どのものが海外生産できるので価格上昇も抑えらるので、来夏の商品のラインアップにご検討下さい。

 今回もコラムを最後まで読んで頂きありがとうございました。これからもアパレルに関するいろいろな情報をアップしていきますので、宜しくお願いします。

今日のコラムに関するお問い合わせや、アパレルに関するお問い合わせは、
👇👇👇👇👇👇👇