皆さんこんにちは！
今回のコラムでは、よくご質問のある「洋服（アパレル）ブランドを立ち上げてみたいけど、何からやったら良いのか？」とか、「洋服（アパレル）ブランドを立ち上げたけど、次は何をすれば良いのか？」ということについて書いてみたいと思います。
これからアパレルブランドを立ち上げたいとお考えの方に何らかの参考になれば嬉しいです。
なお、解説している項目の順番は作業順序ではありますが、複数の項目を同時進行で作業する項目もありますので一言申し上げておきます。
目次
ブランドコンセプトを決める
ブランド名を決める
スケジュールを決める
販売アイテム・予算を決める
アパレルOEM・ODM生産業者を決める
おまけ：あると便利なもの
まとめ（最後に）
ブランドコンセプトを決める
まずはブランドのコンセプトを決めましょう。コンセプトが明確だと、メンズか？レディースか？年齢層は？などの販売ターゲットや、カットソーにするのか？インナーにするのか？またはジャケットにするのか？など商品アイテムが確定し仕入れや物作りの方法もハッキリしてきます。
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ブランド名を決める
次はブランド名を決めましょう。ノンブランドでは、なかなか固定したお客様が着きにくく、SNSなどでも販売促進がしにくくなります。ブランド名は、できればブランドコンセプトに沿ったものにし、読みやすく、あまり長くないものが良いでしょう。まれにですが、コンセプトをフランス語などで表したもので、普通の人は全く読めないようなブランド名がありますが、これは避けたほうがよいでしょう。
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スッケジュールを決める
洋服（アパレル）の場合、多くはシーズン性があります。１年間を春夏シーズン（SSシーズンともいう）と秋服（FW・AWシーズンともいう）に分け、販売開始する日時を起点として、遅くても90日前には商品を発注、その発注までに生地を決めたり、色を決めたりサンプルを作成、確認したりと60日〜90日は必要となりますので、要するに販売の半年前には作業をスタートしておいた方が良いということになります。
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販売アイテム・予算を決める
コンセプトを決める時点で、販売展開する商品アイテムは決まっていると思いますが一番難しいのは予算です。洋服（アパレル）を作るには、・パターン代（不要なときもある）、・サンプル代にはじまり、量産する商品アイテムの仕入れ代などいろいろな費用が掛かります。また、量産する商品アイテムの仕入れ価格は、作成量が多ければ商品価格は安くなり、作成量が少なければ商品価格が高くなるからです。
また、商品にはブランドネーム・洗濯絵表示・下げ札・パッケージなどの副資材が必要です。これらの副資材も商品の仕入れ価格に含んで商品コストとする必要があります。
副資材込みの仕入れ価格（商品コスト）が決まったら、上代（販売価格）を決めなければなりません。ただ、商品の原価には、倉庫などに商品を保管するのであれば、保管料・入出庫料（商品を受入・搬出費用）・ピッキング料（商品を箱から出す料金）・個別配送料（大きさによって料金が違う）などの物流費がかかってきます。
これらの合計が商品の原価になり、後は利益を乗せて上代を決定するという事になります。
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アパレルOEM・ODM生産業者を決める
商品アイテムを決める時期と同時にアパレルOEM・ODM（関連記事はこちら、）生産業者を決める必要があります。また、日本製にするのか？海外製にするのか？（関連記事はこちら、）も決めておく必要があります。ここで注意が必要なのは、アパレルOEM・ODM業者と言っても得手不得手の商品があると言うことです。例えば、Tシャツ、パーカーなどのカットソーが得意な業者が、デニムやジャケットなどは不得手であったり、インナーが得意でもブラジャー・ランジェリーは不得手であったりという事もありますので慎重な業者選定が重要です。
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おまけ：あると便利なもの
ちょっと話はそれますが、洋服（アパレル）ブランドを作るのにあると便利なものを紹介します。一つはグラフィックデザインコンピューターソフトAdobe illustratorです。これがあればブランドネームやプリントのデザインなど洋服（アパレル）作りに非常に役立ち、その情報を工場と簡単にメールでやり取りできます。ただ、使いこなすにはどの程度のレベルを目指すかにもよりますが若干勉強が必要になると思います。価格は月額￥3,000前後なのでご検討下さい。もう一つは、PANTONEのカラー見本帳（上記写真）です。このカラー見本帳があれば生地のカラーから、プリントのカラーまでアパレルに関する色の指示がこのカラー見本帳の色（色番号）で指示ができます。この２点があればほぼ不自由することはないと思います。価格は￥10,000〜￥55,000ぐらいまで色々ですが、最新バージョンではなく定番的なカラーのバージョンを選んだほうが良いと思います。
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まとめ（最後に）
今回のコラムでは、「洋服（アパレル）ブランドを立ち上げてみたいけど、何からやったら良いのか？」とか、「洋服（アパレル）ブランドを立ち上げたけど、次は何をすれば良いのか？」ということについて書いてみました。意外とやることが多いと思われるかもしれませんが、洋服（アパレル）ブランドを立ち上げたあとの方が、もっとやるべきことが増えます。立ち上げたあとのやるべきことについては、また別の機会で紹介したいと思います。
今回も最後までコラムを読んで頂きありがとうございました。
これからも、アパレル業界の色々をコラムアップしていきますので宜しくお願いします。
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