最近、アパレルブランドを立ち上げたいという問い合わせが非常に増えています。個人の方、法人で新規事業としてアパレルを取扱いたい方など様々な方からお問合わせを頂きます。アイテムも、Tシャツ、パーカー、ボクサーパンツ、ブラジャー、ヨガウエアなど様々で、予算、リスクの面から、できるだけ小ロットでというお話も多い状況です。
と、言うことで今回のコラムでは、アイテム別にアパレルを小ロットで生産する方法をお教えします。
目次
【1.カットソー】
【2.シャツ・ジャケット】
【3.インナー】
【4.ブラジャー・ランジェリー】
【最後に】
【1.カットソー】
カットソーとは、一般的にTシャツ・トレーナー・パーカー・ポロシャツ・スウェットパンツ・ポロシャツなど、ニット(丸編み・🔴ニットについての詳細はこちら、)の生地を使用したアイテムのことを言います。このアイテムは、使用する副資材(ボタン・ファスナー・レースetc)が少ないのでどちらかと言うと小ロット生産が簡単なアイテムになります。
大きく分けて3種類の作り方がありますので、以下で詳しく説明します。
①日本にストックされている既成商品を活用する方法
既製品を日本でストックしている会社が多くありカタログを発行しています。この既製品から好きなアイテムを選んで、オリジナルのプリント・刺繍などの加工を施しオリジナルブランドとして展開する方法です。
メリット :10枚〜作成できる。
デメリット:日本でプリント・刺繍の2次加工をするため2次加工費用が高い。
既製品のためボディーにオリジナル性がない。
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②既成生地を活用する方法
日本にも中国にもカットソー用の生地をストックしている会社が多くあります。このストック生地を活用し、日本で縫製する・中国で縫製する方法です。制作パターンとしては、パターンA:日本生地*日本縫製 パターンB:日本生地*中国縫製 パターンC:中国生地*中国縫製の3パターンがあります。
メリット :パターンAは、1色1反30〜40mなので要尺1mとした場合は、30〜40枚での生産が可能。
パターンBは、縫製が難しい(日本で縫製工賃が高い)商品が価格面でメリットが出しやすい。Aよりはコストが安い。
パターンCは、A・Bに比べ一番コストが安い。2次加工も圧倒的にコストが安い。
デメリット:パターンAは、コストが高い。
パターンBは、中国へ生地を運ぶ輸送費がかかる。
パターンCは、コストは安いが、ミニマム100〜200枚の生産数量が必要。
③中国にストックされている既成商品を活用する方法
中国でストックされている商品を使う方法があります。弊社でも写真などを提示して頂ければ商品を探すことができます。
メリット :コストが安い。
1アイテム30枚〜対応できる。
ブランドネームなどを付け替えすることもできる。
デメリット:プリント/刺繍などの2次加工は日本(中国ではロットが少なすぎる)のため若干コストがかかる。
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【2.シャツ・ジャケット】

Children’s wear – jacket isolated over white background
シャツ・ジャケットなどの布帛(ふはく)関係の小ロット生産も、1.カットソーとほぼ同じ考え方です。しかし、既製品の種類はカットソーに比べると少ないです。なので、作り方としては1.カットソーの②③(🔴カットソー②・🔴カットソー③はこちらをクリック)の方法になります。
【3.インナー】
ボクサーパンツ・キャミソール・タンクトップ・最近問い合わせの多い吸水ショーツなどのインナーアイテムは日本にストックされている商品は、残念ながらほぼほぼありません。おそらく、実用衣料のため、ストック販売する会社もコストが合わないためだと思います。
という事で作り方としては、1.カットソーの②③(🔴カットソー②・🔴カットソー③はこちらをクリック)の方法になります。
【4.ブラジャー・ランジェリー】
このアイテムは、小ロット対応の既製品を日本でストックしている会社はほとんどありません。また、レース・◯カン・8カン・ストラップなどの副資材が多いので小ロットの生産が難しい商品で、生産ロットも比較的大きいアイテムです。なので、これは1.カットソーの③の方法(🔴カットソー③はこちらをクリック、)になりますが、どうしてもオリジナル性を要求される場合は、是非ご相談下さい。
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【仕入商品例:ブラジャー&ショーツセット・ランジェリー】
はこちらを見て下さい。👇👇👇👇👇
【最後に】
色々なアイテムの小ロット生産の方法を解説しましたが、やはりなんと言っても必要なことは、思っている物を作りたいという意気込みがあれば、我々アパレルOEMメーカーはそれを感じ、取り組み方も違ってきますので、何なりとご相談下さい!!
今回も、最後までコラムを読んで頂きありがとうございました。
これからも、いろいろな情報を提供させて頂きますので、これからも、宜しくお願いします。
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