アパレル(服)の、素材・サイズ感などのトレンドについて【Tシャツ編】

今回のコラムでは、2022年春夏のOEM受注し納品を終えたカジュアルTシャツについて、どの様な素材(テキスタイル)を使った商品が多かったか?またどの様なサイズ感だったのか?加えてどの様な縫製仕様が多かったのか?などのトレンドを紹介したいと思います。
下記はあくまで弊社が受注販売した内容なので、その辺りを含んで参考にして頂けると幸いです。

目次

素材(糸)
素材(テキスタイル)
サイズ感・仕様
2次加工
副資材
まとめ

素材(糸)

サステナブル

アパレル業界においても、サステナブル・エコ・SDGsなど環境を配慮する糸を使う取り組みが増えてきました。これらの背景から、オーガニックコットンやCotton USAなど、地球環境配慮素材・フェアトレードを意識した素材の取扱が増えてきました。
しかし、皆さんがこのコンセプトを理解しているかというとそうではなく、免罪符のように使われている一面もあることは間違いありませんので、その辺りは自戒を込めて業界としても反省しなくてはと思っています。

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吸水速乾・接触冷感機能

今までは、吸水速乾性・接触冷感性というとポリエステルやナイロンなどの化学繊維を用いた素材が多く活用されていましたが、最近は、綿100%の糸で、吸水速乾性・接触冷感性の機能を持つものが現れてきました。原理としては、もともと吸水性がある綿素材ですが改質することにより究極的に吸水性を上げ、その綿を接触冷感機能の大敵の毛羽を少なくするためコンパクト紡績して機能を発揮させています。(コンパクト紡績は、糸の表面の毛羽を極力抑える紡績方法です。)

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素材(テキスタイル)

無地天竺

テキスタイルの主流はやはり無地の天竺です。天竺とは丸編み組織の定番の生地組織で、おそらくカジュアルTシャツの80%はこの編み組織だと思います。
メンズのカジュアルTシャツは、サステナブル素材のCotton USAを使ったOE(オープンエンド紡績)した太い糸で目付(生地の1m当りの重さまたは1㎡当たりの重さ)をシッカリつけ風合いがシャリ感・ラフ感がある天竺がトレンドです。目付は、軽くても6.2oz(オンス)重いものでは10ozぐらいです。(1ozは約28.4g)
レディースの場合は、メンズと目付がシッカリしている点は同じですが、風合いはメンズのシャリ感・ラフ感というより一般的な風合いやソフトな風合いのほうがトレンドです。

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ボーダー天竺

当社のお客様の特徴もあると思うのですが、メンズ関係のお客様からはほとんどボーダーTシャツのオーダーがありませんでした。レディース関係のお客様のオーダーは、2cmぐらいの太さの白地に0.5cmぐらいの細いカラーを入れたものが多かったです。正直、トレンドをつかむほどのオーダーは頂いていないので参考にはならないと思いますのでご了承下さい。

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カラー

定番のホワイト・クレー杢・ブラック以外は、メンズ・レディースとも、モカブラウン・カーキ・サーモンピンクなどのアースカラーが入るようになってきました。

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生地(テキスタイル)の機能加工

夏物の定番の加工になりつつあるものに一つは、書いた汗の匂いを防ぐ抗菌防臭加工と、もう一つは汗ジミが目立ちにくくする汗ジミ対策加工があります。特にレディースは汗ジミ対策加工の需要は多いです。

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サイズ感・仕様

サイズ感

サイズ感に関しては、お客様のブランドターゲット年齢に関わらずオーバーサイズがトレンドです。一般的なメンズのMサイズの身巾が52cmぐらいですが、2〜3サイズは大きくなり56cm〜58cmぐらいにはなっています。身巾が大きくなった上、袖丈も2.0〜3.0cm、袖巾も1.5cm〜2.0cmは大きくなっています。
余談ですが、オーバーサイズ化は我々アパレルOEM生産会社にとっては、生地の要尺が増えコストアップの要因なので頭が痛いところです。

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仕様

メンズは、今までの襟リブをオーバー付けした一般的な襟の仕様に加え、バインダーネック仕様が増えてきました。また、襟元にガゼットという三角形のパーツを付ける仕様も増えてきました。どちらにしてもUSED感があるためではないかと思います。レデースは、春夏というシーズン的なこともありますが襟にリブを付けないボートネックが増えました。袖は、メンズはラグラン袖が増え、レディースは一部パフスリーブのTシャツが増えています。レディースのパフスリーブはヤングがターゲットのお客様です。使用するミシンとしては、メンズはオーバーロック後、2本針・3本針(表振りなし・表振りあり)で押さえる仕様がほとんどですが、レディースの場合はオーバーロック後あえて2本針・3本針を使うことはほとんど無いのが特徴です。

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2次加工

私のお客様の場合ですが、刺繍はほとんどありません。袖口などのワンポイント刺繍もワッペンが増えてきました。プリントは、やはりラバープリントより顔料プリントの方がモチーフのテカリがないので好まれるようです。加えて小ロットの場合は、版代がいらないインクジェットプリントも増えてきました。
お客さんの中には、特にメンズですが製品でONE WASH(製品洗い)をするお客さんも増えています。お客さんの手元に渡ってからの洗濯縮みでの問題を少なくするためと、ONE WASHの風合いを楽しむ古着感覚のTシャツにするためです。

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副資材

ブランドネーム

今までは、綿やポリエステル製のプリントブランドネームや織りネームが主流でしたが、着用時にチクチクしたりと着心地に問題があるので、転写プリントネームや襟部分にプリントでブランド名と洗濯絵表示を合体型にするケースが増えてきました。

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まとめ

以上が、2022年春夏の弊社の受注状況から見たTシャツの素材・色・サイズ感・仕様などのトレンドです。少しでも来年の商品企画の案となれば幸いです。
今回も、最後までコラムを読んで頂きありがとうございました‼
これからも、アパレル業界のあれこれをコラムアップしていきますので、よろしくお願いします。

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