パーカーの作り方(作る工程)を紹介します。

今回のコラムでは、秋冬アイテムの定番商品パーカーの作り方(作る工程)を、糸→生地(編立・染色)→縫製の工程順に解説してみたいと思います。(関連商品はこちら、

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目次

パーカーとは、
パーカーの企画
パーカーの生地に使われる糸は、
パーカーに使われる生地は、
パーカーの縫製は、
まとめ

パーカーとは、

   プルオーバー   

 

フルジップ

パーカーとは、御存知の通りトレーナー(スウェット)にフードが付いたもので、一般的には本体部分には裏毛という丸編み生地、袖部分はリブという丸編み生地で作られています。使用的には、前身頃が閉じているプルオーバー型と、ファスナーが付いているフルジップ型とに分かれ、前身頃にポケットがないものと、ポケット(カンガルーポケット)があるものに分かれます。

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パーカーの企画

まずは企画です。どの様な生地を使うか?プルオーバーにするか?フルジップにするか?ポケットは付けるか?フードの生地は1重か?2重か?どの様なスピンドル(フードにつく紐)を使うか?どんなサイズのパーカーをつくるか?ブランドネーム・洗濯絵表示はどうするか?、どの様な色展開をするのか?どの様な数量で展開するのか?を決めていきます。これらを一度に決める必要はありませんがある程度決めなければ、生地の調達量・方法や縫製工賃などが決まらずアバウトなコストすら出すことができません。アバウトなコストが合えばパターン(パターンに付いての関連記事はこちらから、)を作成し具体的なコストを詰めてサンプル作成・本生産に進んでいきます。

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パーカーの生地に使われる糸は、

Industrial fabric huge spun yarns with white fabric

パーカーに使われる生地は、「パーカーとは、」でも書きましたが、裏毛とリブです。裏毛は、一般的な目付(生地の重さ)の物は、生地の表は綿100%または綿/ポリエステル混紡糸の30番手(糸の太さを表す数字)と、裏側のパイルになる10番手の糸で構成されています。一般的と書いたのは、より目付が重たい生地にしたい場合は太い糸を使うためです。リブには、綿番手20番手ぐらいの糸と、ポリウレタン(伸縮性のあるゴムのようなもの)の20d(20デニール)とか30d(フィラメントの糸番手)の糸を交編(2種類以上の糸を混ぜて編む)しています。
糸の生産工程に関しては、関連記事こちらから、

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パーカーに使われる生地は、

【パーカーに使う裏毛とリブ】

裏毛(表)

裏毛(裏)

リブ(1:1)

リブ(2:2)

【丸編機】


パーカーに使われる生地は、両方とも丸編生地で編み物なのです。生地の表面を良く見たら糸のループで生地が構成されているのが分かると思います。Tシャツやポロシャツなどの生地も糸のループで構成されているので同じ種類の丸編み生地ということです。パーカーに使われる生地は上の「パーカーの生地に使われる糸は、」にも登場した丸編生地の裏毛とリブです。裏毛とは、裏がパイルで構成されているので裏毛と言うようです。裏のパイルは必要に応じで起毛する場合もあります。リブは上の写真のように大きくは2種類のリブがあり、袖口や裾に使いストレッチ性が必要で伸びきったりしないようにポリウレタン繊維と交編しています。両方とも編む機械は、丸編機ですが、裏毛はシングル編機・リブはフライス編機というように全く違う編機でしか作ることができません。この編み立てが終わった状態では染まっていないので生機(きばた)といい、この生機を希望の色に染めていきます。この工程を染色といいます。
【染色機】


次の染色工程は、生機に染める工程です。染色に入る前に染色工場はお客さんの希望の色のレサイプ(染色の色データー)を作り、このレサイプに従って染料を調合しビーカーを取ります。最近はお客さんからの色の指示はPANTONEを使うケースが多いですが、生地の切れ端などで色指示をします。(PANTONEについての参考記事はこちらから、)ビーカーとは、本生産の10cm×10cmぐらいの生地をレサイプに沿って染めたものです。この色をお客さんと目合わせし最終レサイプを決定し量産に進みます。
綿100%の糸は反応性染料という染料で染めますが、綿/ポリエステル混紡糸の場合は、綿が染まる反応性染料とポリエステルを染める分散染料とで染色するので綿100%の糸に比べると手間がかかります。染色が終わった後、生地上の余分な染料をソーピング(洗う工程)し、あとあと染料が落ちたりしないように処理し、最後は風合い出しのため柔軟剤などで仕上げていきます。袖口や裾に使うリブは、本体に使う裏毛と同浴(同じ染色機の中で染める)場合と、別浴(別の染色機で染める)場合がありますが、本体の裏毛と色を合わせることが大変重要です。染色した生地は、その後、よごれ・傷などが無いか検反し縫製工程へ送られます。

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パーカーの縫製は、

染色された生地は縫製工程に入ります。まずは、染色工場から入った生地をリラックスさせます。染色工程では縦にテンションが掛かっているため、生地をリラックスさせ(放反という)、あとあと縮んだりしないように注意が必要です。放反が終わった生地は、パーツをマーキング(生地上にパーツを並べること)し裁断していきます。パーカーの場合は、裏毛で前身頃・後身頃・両袖・フード部分を裁断し、リブは両袖口・裾を裁断します。裁断したパーツは、パーツ検品後ミシンでつなぎ合わせます。刺繍・プリントなどの2次加工がある場合は裁断パーツで2次加工を行います。(2次加工についての関連記事はこちらから、)
次は、パーツを縫い合わせていきます。ミシン設備としてはオーバーロックミシンと本縫いミシン、必要な場合は2本針・3本針ミシンも使い縫い合わせていきます。今回はミシンの詳細については割愛します。縫製で縫い合わせたパーカーは、仕上げ(軽くアイロンがけ・下げ札などを付け)検品・検針(針の混入などないか検針機で調べる)し出荷します。

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まとめ

以上がパーカーの作り方(製造工程)です。縫製するまでの生地を作るまでの工程が長いのが分かってもらえると思います。しかし、現在は、裏毛の生地などの定番生地は既に染色が終わった生地を調達することも可能です。色も20〜30色の展開がありますのでこの中から選択し数量リスクを少なく商品化することも可能なので、作り方についてはご相談頂ければと思います。

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