【アパレルOEM生産】なぜ中国生産をお勧めするのか!

みなさん、こんにちは!
アパレルOEM生産のお問合せを頂いた時に、日本生産を希望するお客様がいらっしゃします。私は、日本生産を希望されるお客様に、多くの場合に中国生産では如何ですか?と改めて中国生産をお勧めしています。

今回のコラムでは、弊社がアパレルOEM生産においてなぜ中国生産を勧めているのかをいろいろなアパレル生産に必要な糸・生地・染色・2次加工・縫製などの側面から解説していきたいと思います。

目次

糸・生地
製織・編成
染色・捺染・2次加工
縫製
スピード
品質
生産ロット(小ロット生産)
まとめ

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糸・生地

ODM製造

糸の中で一般的な綿・麻・ウールなどの天然繊維(⭐天然繊維についての詳細記事はこちら、)は中国で簡単に調達できます。レーヨン・テンセルなどの再生繊維や、ポリエステル・ナイロン・アクリルなどの化学繊維(⭐化学繊維についての詳細生地はこちら、)についても、ほとんどの素材は中国で簡単に調達できます。
またこれらの素材を糸にする紡績方法、紡糸方法もほとんどの機械は中国に現有していますので問題ないと思います。
一方、これらの糸を生地にした物については、定番的な生地は中国にあります。ただ染色堅牢度(⭐染色堅牢度についての詳細記事はこちら、)などの物性に問題がある場合があり、どの生地サプライヤーの生地を使用するかは注意が必要です。
日本にも、いろいろな生地を在庫販売しているサプライヤーは数十社あります。日本の生地サプライヤーが在庫展開している生地は、糸を差別化した物を使ったり、また染色加工も差別化したものが多いので、生地素材にこだわるお客様にはお薦めです。

という訳で、
☆定番的な糸・生地の場合は中国製
☆特殊な糸・特殊な生地加工の場合は日本製

で各々メリット・デメリットあり同点引き分けというところでしょうか。

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製織・編成

製織・編成は、糸を織ったり編んだりして生地にすることです。(⭐生地に関する詳細記事はこちら、)糸を織機(ショッキ)にかけて作る生地は織物といってそれを作る会社は織物工場・機屋(ハタヤ)、糸を編機にかけて作る生地は編物でそれを作る会社をニッターと一般的には言います。
日本も中国でも、一つの会社で機屋とニッターを兼務している会社は非常に少なないのが特徴ですが、日本と中国の大きな違いというと、中国の会社は織機・編機の機台数機種(機械の種類)を非常に多く保有していることと、工員(働いている人)が多いことです。これは、多くの種類の生地が作れるというメリットと、生地の品種切替の作業が早くできるというメリットとなります。

という訳で、
☆生地を織ったり編んだりということについては中国製

ということになります。

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染色・捺染・2次加工

染色は、糸や生地を染料で染めたり、捺染(ナセン)とはプリント加工をすることです。2次加工(⭐染色・2次加工についての詳細記事はこちら、)とは、ワンポイントプリントをしたりワンポイント刺繍をしたり、最終製品を古着感を出すために洗いをかけたりすることです。
この工程の日本と中国の大きな特徴は、日本の殆どの場合は各々の工程が分業化され違う会社が物作りをしていますが、中国の場合は、先の製織・編成する会社で、染色・プリント工程を一貫でできる会社が多いです。なので、日本製は他の会社に作業を依頼する場合は、商品を梱包し運送する必要がありますが、中国では会社内での移動になるので梱包もより簡単で運送費なども必要なくなりコストカットにも繋がります。
また、品種切替なども製織・編成と同じく対応が速くなります。

という訳で、
☆染色・2次加工工程も中国製

ということになります。

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縫製

縫製の工程には大きく分けて、縫製しやすい様に生地を切る裁断と、その裁断品をミシンを使って縫い合わす縫製があります。
今まで解説してきたアパレルOEM生産のいろいろな項目で、ほとんどの項目で中国製に軍配が上がりましたが、この項目でも中国の会社にはパターンと連動しているCAMなどの自動裁断機なども多く導入されており、またミシンもいろいろな縫い方ができるように機種を多く揃えています。しかも日本の縫製工場に比べ、盛んな設備投資をしているのでミシンも新しい機種を揃えています。
また、中国の会社の場合、ワンポイントプリント、ワンポイント刺繍、洗いなどの2次加工を自社内で行うケースも多く、いろいろな費用・時間を節約できています。

という訳で、
☆縫製工程でも中国製

ということになります。

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スピード

これまでにも解説してきたように、中国のアパレル生産工場は日本の会社が分業化しているのとは違い生産工程の多くを会社内で内製化しています。その上、日本の会社とは違い、生産設備・人員も余裕があり生産品種の切替や、サンプル作りのスピードも日本製とは比較できないほど速いのが現実です。

という訳で、
☆スピード感においても中国製

ということになります。

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品質

アパレル製品製造には、いままで解説したように色々な工程があります。1990年代日本のアパレル繊維産業のほどんどの会社は、円高のため韓国製のアパレル製品に市場を席巻されているような状況でした。その後1995年頃からは、ここに中国製が加わり日本のアパレル業界が中国へ進出しました。中国で投資しアパレル生産工場を設立する会社が増え、日本人の技術者が出張・滞在し中国生産の品質改善に携わって中国製の品質は向上していきました。ただアパレル製品の品質は他工程に注意する必要があるので、非常に管理が難しいのも現実です。

という訳で、
☆アパレル製品の品質は日本製・中国製に差があるとは言えない。

ということになります。

生産ロット(小ロット生産)

生産ロットは、日本製の場合、多くの工程が分業化されているので各々の会社どうしの取組状況、関係性が重視される上、小ロットの場合は品種切替は人手も少ないため非常に苦手な状況です。一方、中国製は数年前までは小ロットが不得手でしたが、アメリカと政治的に揉めたためアメリカ向けのアパレル製品に大きく関税をかけられアメリカ向けの取引が減少したり、個々数年のコロナの影響で日本向けの生産の減少などの環境変化で、小ロット生産にも取り組もうとする流れになってきています。

という訳で、
☆小ロット生産も積極的に取組みだした中国製

になってきています。

まとめ

パレル生産は労働集約型の産業です。なので日本と中国では中国の人件費が上昇したとはいえまだまた人件費がやすいため労働力コストも安価で、これまでに解説してきたように生産環境や生産設備においても、日本製とは差があり中国製優位です。これは、日本のアパレル産業に携わる企業の多くが、設備投資する環境になかったため、中国製が追いつき追い越せした結果です。
歴史的に見ても、沖縄返還時に繊維製品の輸出数量規制をしたり、1985年のプラザ合意での円高などで厳しい局面があり、アゲンストな状況にありました。私がこの業界に入った当時の日本で販売されているアパレル製品の殆どが日本製でしたが、現状は、98%が中国を始めとした東南アジアからの輸入品となってしまいました。

今回のコラムでは、いろいろな項目を日本製と中国製を比較した結果、私も日本人として残念なのですが、弊社がアパレルOEM生産は中国製をお勧めしている要因を分かって頂いたと思います。

今回も、最後までコラムを読んで頂きありがとうございました。
これからも、アパレル繊維業界のいろいろな情報を発信してまいりますのでよろしくお願いします。

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